かべを おしゃれに おへやを きれいに

年末大処分のすえ、空いたまっしろな壁面にキャンバスをかけた。

でもって、筆ペンをとりつけていつでもらくがきできるようにしたんだ。これでお料理の最中でも「おフゥ！」って閃いたら１８０度回転すればすぐに描くことができるだ。しかもこれはある種のインテリアでもあるので、急な来客も想定しなくてはならぬ。おしゃにせねばならぬ。

おしゃれに。
かわいらしくに。

しかし、らくがきだけだとどうにもさみしい。
アタシの絵には人間の目を楽しませるちからはないのだ。

で、これまでにちょうだいしたポストカードを貼ったりした。


かくして、好きな絵たちの中にアタシのらくがきがひっそりとうずもれる、よい感じになった。

お昼の３０分で、しょぼくれた、くすんだ生活感にとざされていた、あんまり好きじゃなかったお部屋が、輝きだした。

アウー！すてきね！

＋アリコ＋