３月１９日 ありこ

うすぐらい都会の隅で。

大地震以後、毎日カンパニーに行き、退社後に外食してから別のカンパニーや取引先のお手伝い。帰宅後はお布団をかぶってＰＦ（パーソンファインダー）の登録お手伝いをして、ねる。これは少しだけ。

部屋の電気はほとんどつけない。でも、ものを探したり、散らかった部屋を移動する時にはあぶないから、つける。エアコンは電源からはずした。ＰＣのデュアルモニタも片方だけつけておる。

本を読みたいときは外に出る。公園の灯かりでも本は読めるし、書きものはファミレスに行けば深夜までできる。

さしあたってアタシを動かすのに必要なものはごはんだ。ごはんはお金を払うと作ってもらえる。ごはん代の中には灯かりのある席で読んだり書いたりできる自由も含まれる。節電していても、十分明るいのや。

外でやれるだけやって、部屋に戻ったら少しだけ電気を使う。寒くてもふとんをかぶればしなない。熱いコーヒーがあれば、だいじょぶ。


まだまだこれからのことを考える気もちにはなれない。
でも、そういう人たちも必要だね。


人間は今よりもずっとちいさいエネルギーで暮らせる。

だけど、そうすると困ることもある。
むつかしいね。

＋ありこ＋