侵略侵略侵略侵略侵略侵略 春シカダ

まもなく春という穏やかなある日、それはやってきた。



そのへんのじじい「ばかな……あれは……！！」



民衆「うわああああああああマミさんマミさあああああんん！！！」

とうとう姿を表した侵略者たち。
その気球の本体部分は巨乳でおとなしめ、比較的従順そうで女性経験が少ない男性でもなんとかなりそうな隙のある、ロリフェイスでわがままボディなあのヒロインの最期の姿。

今や彼女が首から上をmogmogされたことは誰もが知っていた。あの忌むべく休日のあの時、誰もが目を疑い、嗚咽し、彼女を永遠に失ったショックで生死の淵を三日三晩彷徨い、ある者はピアニカを激しく吹き鳴らしながら「黒木香でございます」などと叫びながらテクノブレイクして死に、またある者は一晩で白髪になり犬夜叉の脇役になった。

辛うじて生き残った者たちは三連休明けの今日になってなんとか気持ちを落ち着かせて社会生活に戻ったところだった。

しかし、彼らはやってきてしまった。
もっとも残酷なかたちで。


侵略者「ミーン」


民衆はふたたび悲しみのどん底で叫びながらぜんぶしんだ。
うばうものがなくなったので、セミは埼京線で帰った。


＋＋＋

それにしてもや、
あんなナイスバディが失われるとかどんだけの損害かおもとる。

ぜったいにゆるさぬ。
マミさん……

＋ありこ＋